赤城深山そばは農薬に頼らないそばです。


みなさま、近年まれにみる長雨豪雨が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?土砂崩れには前兆が発生するケースが多いです。河川にも近寄らないようにしましょう。

秋蕎麦の種蒔きがようやく終わりましたので、ここで赤城深山ファームの循環型農法、農薬に頼らない農法を少しご紹介したいと思います。

私たちはソバのみの専作・二期作を行っております。工場や農場に見学こられる方々は「連作障害が出るって聞いたけど・・・」という風に疑問に思われる方も多いようです。ではなぜ連作障害が起きると思われますか?

原因には複数ありますが、ソバに関係のあり特筆すべきは1点、栄養欠乏・過多だと思われます。

「そばは痩せた土地でも育つ」えぇ、確かに育ちます。しかし成長のための栄養が少ない状況で育ち、実をつけたそばは1房の実も小さく、少なく、色もすぐれません。さらに、あえて痩せた土地で育てようとすると、生長のばらつき、未実粒(花は咲き受粉をしても種が出来ないこと)が起きる可能性があります。

このような事から、ソバといえど栄養素は考えなければなりません。そこで私たちの循環型農法です。

そばの葉や茎、ソバ殻や小さい実に至るまで畑に戻しています。このことによりソバの茎や葉に必要な栄養素は地中に還ると考えられます。そうすることによって、有機肥料の鶏糞だけを用い、化学肥料は使用しておりません。

鶏糞に関しても、卵を産むようになった成鶏の鶏糞を使用しております。実は肥料屋さんで選べる肥料なんです。

なぜ成鶏の鶏糞なのか?鶏のひな鳥は感染症予防などのためにワクチンなどを含む飼料を摂取している場合があります。成鶏になれば通常の飼料に戻すみたいですね。その事からみなまで言いませんが成鶏の鶏糞を使用しております。

また、殺虫剤に関しても私たちは一切使用しておりません。ヨトウムシという虫の対策で使用されるのが一般的ですが、その際その殺虫剤にネオニコチロイド系の成分が含まれているものが多くあります。害虫は同じ殺虫剤だけを使用していると耐性を持ちます。このことから複数の殺虫剤を使用しているところが多いですね。私たちが殺虫剤を使用しないのは、諸説ありますがネオニコチロイド系の成分には小さな子供の成長ホルモンに悪影響を及ぼす可能性があるという論文があります。現にヨーロッパでは使用を禁止されている成分なのです。全て可能性の話である為、断定はできませんが、しかし、可能性のあるものを使用したくはないですよね。私たちは「次の世代に優良な農地を渡していく」という目標を掲げております。耕作放棄地や遊休地も積極的に開墾しております。そのような取り組みを行いながら、出荷する農産物には次の世代の子供たちに悪影響を及ぼす「可能性のある」殺虫剤は使用できるでしょうか?一切できません。

農薬に頼らないということはそれだけで収穫量などのリスクにされされてしまいます。しかし、和食の代表格でありみなさまに親しみのあるソバだからこそ、私たちは一切手を抜かずより安全でより美味しいそばを作っていきたいのです。

この度のブログは少し熱をもってしまいましたが、もしご不快に思われた方などおられましたら、大変申し訳ございません。ここに記載させて頂いたことはあくまで沢山の考えの中のひとつであることをご理解くださいませ。

高井 雄基

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